自作詩歌 木洩れ日の記憶
プライド


プライドは虚栄であってはいけない
プライドは自惚れであってはならない


幼い子がいま
新しいことができたときに見せる
心と身体の満面の微笑み
無垢の心の輝き
見ている大人が思わず微笑み
抱きしめたくなるあの姿だ


人を見下し、自分が人より
一段も二段もすぐれていると
うぬぼれる人間には
無縁の心だ


プライドは
それに値する人間に
生きものすべてに
真にそなわる崇高なこころ――
すべてのいのちに
すべての存在にもとからそなわる尊厳を
いつも素直に感受し
敬虔な敬意の心を払うことのできる人間の
純真な精神の発光
自分以外の人間の存在も
他人のプライドなど意にも介さない
恥ずかしい心の持ち主には
到底達しえない
生きているいのちの本当の輝き
接する人のだれもが
おのずと敬意をはらう
純粋な魂の輝き


人を人として敬うことを忘れた
自惚れと虚栄に満ちたこの世界に
人間としての
真のプライドが欲しい