自作詩歌 木洩れ日の記憶

  立 場


いつも自分の立場でものを見
ものを言っている私たち
それは 自分の身をまもろうとする
人間の本能かもしれない
生まれたての赤ん坊だって
泣いて自分の存在を訴えるのだ
小さいときから自分を主張し、
自分の存在や立場を人に訴えることは
人が生きていくためには
とても大切なことだ



けれど
人それぞれに みんな自分の立場がある
知らず知らずに
自分の利害や損得だけで行動し
自己主張していることが多いのも
私たちの常だ
人が互いに自分と相手の立場を
入れ替えて考えてみると
きっと違う世界が見えてくるだろう
相手がどんな気持ちで
どんな立場に置かれているのか
自分ならどう考えるのか 
どうしたら良いのか
もしかしたら 自分も
おなじように考え 同じように
行動しているかも知れないのだ



互いの立場を思いやること
わかっていてなかなかできない
私たちの悲しさ
ああ 人間であることを自覚する
その立場の苦しさ悲しさよ