自作詩歌 木洩れ日の記憶
  ことば


ことばの起源は、仲間へ危険を知らせる
合図だったかも知れない
愛する子どもたちを呼び寄せる
叫び声だったかもしれない
それはさらに様々な声音となって
より多くの気持ちを相手に知らせる大切な信号と
なったのだ
そうして永い年月をかけて
いま私たちは何不自由なく自分の意志と心を
相手に知らせることのできるたくさんの
ことばを手に入れることができた
ことばを持っている人間という動物は幸せだ
ことばを手に入れた人間は
更にさまざまな新しい通信手段を発明し
私たちの生活はより快適に豊かになった
しかし、ことばは人を楽しく幸せにすることもあれば
時に人を傷つけ不幸に陥れることもある
ことばは人を欺く道具にもなるのだ
言ってはならない禁句もある
政治家の軽率な発言は社会問題にもなるように
口から離れたことばはひとつの存在となる
ひとの心を突き刺す凶器にもなることば


本当はきっと命を救うために生まれたことば
ことばは心と心をつなぐ架け橋
自分の思いを遠く離れた人にも伝えることができる
あなたの一言が人を励まし人を元気にし
人を救うかもしれない
自分の思いをことばにしてみよう
人と人をつなぐことばを
私たちはどうすれば真に人を幸せにすることばに
人間社会をより豊かに愉しく幸せな世の中に
変えていく力にしていくことができるのか
そのことをもっと大切に考えて
ことばを使っていきたい