ひそかな願い
小学校の運動会の空にはためく万国旗を見る
ここに飾られている国旗の数は五十
世界にはいくつ国があるのだろう
二百ほどだという
けれどこの数は年とともに変わることもある
紛争や戦争などいろいろな現実
領土や主権をめぐっていろいろな争いごとが
数限りなくこの地球上で起こっているからだ
国境などというものが互いの心を隔て
互いの敵対心を生み
人々の自由な心の行き来を阻み
偏狭なナショナリズムや憎しみ合いを生むのだ
何百年か前に領地争いに明け暮れた戦国の世が
この文明の進んだ地球上でまだ終わっていないのか
人間はイヌやネコや、野生動物などと違うのだ
どうしてここは自分の縄張りなどと
いがみ合う必要があるのか
もし世界が一つの国だったら
そして、今の国々が各県だとしたら
それぞれの地域が自分の住む場所を
それぞれのお国ことばで
みんな誇らしくお国自慢し合えば
どんなにこの地上の人々は他の地域の人々を喜び迎え
きっときっとみんなの心が通い合うだろう
地域の自慢のお土産をそれぞれにたくさん買って
お互いに楽しい思い出とともに故郷へ持ち帰るだろう
今の地球上のようなこんな醜い争い事がおきるだろうか
縄張り争いをして殺し合いまでするなんて
イヌやネコにも恥ずべき姿ではないか
いつになったら人類は
そんな理想的な世界を築きあげることができるのだろう
私の生きている間には無理だろうが
せめて孫の孫のそのまた孫の時代にはと
ひそかに願っている