ブランコ
ゆれるブランコ
前にゆれるときは大きく跳ね上がるわたし
後ろに戻るときは不思議な期待と安堵感
大きく心地よくゆれるブランコ
ガチャガチャと鳴る鎖、ぎーぎーと軋るブランコ
風を切る肌と髪の感触
幼き友たちの歓声と鎖の音
前に、後ろに
ゆれるブランコ
幼き日に背中を押してくれた友や兄たち
ゆれるブランコは過ぎ去りし日々の記憶を
いまも鮮明に呼び戻してくれる
寄せては返す波のように
わたしの心にゆれるブランコ
日々の憂さの中でゆれている自分を
遠くへ放り投げて
いつまでもゆられていたい
ブランコ