自作詩歌 木洩れ日の記憶

  すべては貧困から


だれがこんな世界になると予想しただろう

差別、偏見、格差、そして貧困

この地上でいま何億もの人々が暮らしていても

どれだけのひとが人間社会の富の恩恵にあずかっているのか         

数え切れない人々が格差と貧困と奴隷のような労苦の中で

苦しみ、一日の食事にさえ喘いで日々彷徨っているのだ

そして起こる諍い、争いごとの数々、さまざまな犯罪

殺しあい、戦争、テロ、憎しみの連鎖

けれど

けしてやめようとない人間社会、互の諍い・・・

富める者は、その富を独占し、けっして手放したりはしない

世界が、国が、どのようになろうとも

多分、自分の身に危険が及ばない限り

いつも、頭はいかに富を増やし、自分の欲を満たすこと

すべての不幸は貧困から

わかっているのだ

これだけ人間社会が進歩し、発展し、

本当は人間社会に巨万の富が築かれているのだ

けれど

それが、ほんのわずかの富裕層に独占され

けっして多くの社会に還元されることはない

政府の顔はいつも、どちらを向いているのか

その富を少しで分ち合う気持ちさえあれば

世界は貧困から抜け出せるのに・・・

すべてのことがらは貧困からーー

富める者は、いくら富を持っていても

互いに心寄せって必死で生きる

貧しき者より 心は、はるかに貧困なのだ